会社更生法と民事再生法の違い

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テレビ番組「池上彰の学べるニュース」で「会社更生法」と「民事再生法」の違いについてすごく分かりやすく説明していました。

以下、「会社更生法」と「民事再生法」の内容と両者の意味の違いです。


「会社更生法」も「民事再生法」も、経営破たんした会社が再建するための法律。

ただし、「会社更生法」の方が次のように厳しい法律になっている。

会社更生法の内容

・管財人が選ばれ経営陣は退任。
・厳しい審査のもと再建計画作成
・手続きは複雑で長期に及ぶ

会社がつぶれてしまった責任をとらされるために、経営陣はやめさせられる。
代わりに、管財人と呼ばれる会社の財産を預かり再建にあたる人が選ばれる。
管財人は裁判所が選び、会社の経営を立て直すことを専門としている弁護士の場合が多い。
管財人は借金の返済方法や新しい経営方針などの再建計画を立てる。

会社更生法によって、見事に立ち直った会社はたくさんある。

しかし、会社更生法の適用を申請すると、経営陣がみんな退陣せざるを得ないなので、それがイヤだからといってずるずると経営陣が残り、傷が深くなる例もある。

そこで、「傷が深くなる前に立て直しましょう」というのが民事再生法。

民事再生法の内容

・全ての個人・法人が対象
・旧経営陣も再建に参加
・手続きは簡単で早い

会社更生法と民事再生法の違い

「会社更生法」と「民事再生法」の違いをまとめると、次のようになる。

◎会社更生法
経営陣:退任
裁判所の審査:厳しい
手続き:複雑

◎民事再生法
経営陣:残留
裁判所の審査:比較的甘い
手続き:簡単

「民事再生法」は裁判所に認められやすく手続きも簡単なのに対し、「会社更生法」は原則として経営陣が交代しなければならないなど条件が厳しい分、再建できる可能性が高いと言われている。

そして、「会社更生法」にするか「民事再生法」にするかを決めるのは経営陣。

一般的には、

・非常に深刻な状態で抜本的に改革を行う必要がある株式会社の場合は「会社更生法」

・個人も含めてやっていけなくなった場合には簡単は「民事再生法」

ということになる。

池上彰の学べるニュース2
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