最近、テレビや新聞で「デフレ」という言葉がよく露出しています。
デフレとは「デフレーション」の略で、物価が下がり続けること(モノの値段が下落し続けること)。
では、デフレスパイラルとはどんな状態のことを言うのでしょうか?
物価が下がる(モノの値段が安くなる)というと、われわ消費者からすると、とっても良いことのように思われる。
でも、「光」のあるところに必ず「影」があるように、良いことばかりではありません。
物価が下がる(モノの値段が安くなる)ことの「影」を理解することが、本当の意味で「デフレ」を理解することにつながり、その結果、「デフレスパイラル」を理解することにつながります。
では、モノの値段が安くなるとなると、その後、どんなことが起こるのでしょうか?
モノの値段が安くなる
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会社の儲けが減る
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社員の給料が減る
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節約してお金を使わなくなる
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安いモノしか売れなくなる
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さらに、モノの値段が安くなる
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さらに、会社の儲けが減る
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さらに、社員の給料が減る
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さらに、節約してお金を使わなくなる
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さらに、安いモノしか売れなくなる
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と、螺旋階段を下りて行くようにグルグルと続いてしまうわけです。
これを「デフレスパイラル」と言います。
「スパイラル」とは「螺旋階段を下りていくように谷底に落ちていく」というイメージの意味です。
各店舗としては、安売りしても儲けが減って利益があまり出なくなるので、本当なら安売りしない方がいいのだか、他店が安売りするとお客を奪われてしまう恐れがあり、なかなか価格を上げるということができない状況が続いてしまう。
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