当座預金・手形・倒産・経営破たんの関係と本当の意味
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テレビ番組「池上彰の学べるニュース」で銀行の「当座預金」「手形」「倒産」「経営破たん」についてすごく分かりやすく説明していました。
以下、この4つの言葉の意味とそれぞれの関係です。
当座預金とは
当座預金とは、主に会社同士での取引に使われる銀行口座のこと。
多額の現金を手元に置いておくより安全で便利なので多くの会社が持っている。
ただお金を預けるだけの口座で、普通預金と違って利子が付かない。
当座預金を持つと手形を発行できる。
企業は他の企業との取引で手形を使うことが多い。
手形とは
手形とはたとえば「6ヶ月後に100万円支払います」と約束する証明書のようなもの。
多数の相手と取引する会社にとって、面倒な振込手続きを銀行にまかせることができるので、多くの会社で利用されている。
また、いま手元に現金がない場合でも、他の会社から手形を使って材料などを買うことができるという利便性もある。
手形で支払ってもらった企業は、手形が満期になったら銀行へ持っていけば、取引相手の当座預金から現金が支払われる。
手形の不渡りとは
取引相手の当座預金が残高不足で約束した支払いができなくなることを「手形の不渡り」と呼ぶ。
そして、不渡りを6ヶ月以内に2度してしまうと、「銀行としてはあなたの会社は信用できません」となって「銀行取引停止処分」となる。
「銀行取引停止処分」になると、銀行での当座預金もなくなり、お金を融資してもらうこともできなくなる。
そして、1つの銀行で「銀行取引停止処分」を受けると、その銀行だけでなく、他のほとんどの銀行で取引ができなくなってしまう。
その結果、どこからもお金を借りることができなくなり、社会的な信用を失ってしまう。
そして、倒産してしまう。
ところが、その会社にちょっと現金が残っている場合は、倒産しても現金取引はできる。
たとえば、スーパーマーケットで不渡りが2回出て倒産してしまっても、スーパーマーケットは毎日お客さんから現金が入ってくるので、入ってきた現金で商品は仕入れられるので、お店自体は続けられる。
だから、「あそこのスーパーマーケット倒産したのに、なんでまだ続いているの?」ということを起こる。
つまり、「倒産=会社がなくなること」ではないということ。
倒産とは
主に、「倒産」と言われるのは、「半年の間に2度の不渡りを出し、銀行との取引ができなくなった状態」のこと。
また、不渡りを出していなくても、経営に行き詰まったことが明らかになった段階で倒産と見なされる場合もある。
つまり、倒産しても会社がなくなったわけではないので、再び経営が改善する可能性は残されている。
倒産と経営破たんの違い
では、「倒産」と「経営破たん」とは何が違うのか?
たとえば、マスコミが報道する時に、倒産と言うと本当に潰れてしまうイメージを与えてしまう。
でも、倒産とは先ほど説明したように、本当に潰れてしまうこともあるし、なんとかがんばって再建できるかもしれない状態。
すると、「倒産というイメージはちょっときつかな」という時には「経営破たん」と言う。
たとえば、「JAL倒産」と言うと、もう飛行機が飛ばないようなイメージを与えしまうが、実際は違う。
こういう時は、「JAL経営破たん」と言っておけば、経営は破たんしたけど、飛行機は飛ばすというイメージを与えることができる。
といっても、実際は「倒産」も「経営破たん」も言葉の意味はほとんど同じ。
しかし、「倒産」という言葉は「会社が倒れる」「会社が潰れる」という印象が強いため、新聞やニュースでは再建を目指す会社への配慮と、消費者の不安を必要以上に煽らないようにという考えから、「経営破たん」という言葉を使うようになってきた。
ようは、相手に与える印象の問題。
本当に会社が潰れてなくなることは「破産」と言う。
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