中国の通貨制度と人民元について解説

Pocket
LINEで送る

中国は2005年7月、人民元レートの形成に市場機能を取り入れるための新通貨制度を発表しました。

ドル連動制から離脱したうえで、通貨バスケットを参考に調整した管理変動相場制を採用しました。


中国当局は、人民元の相場の小幅な変動を容認して、1ドル約8.28元に固定されていたレートは、その後3年間で約2割ほど上昇しました。

そして、1日の変動幅は当初の0.3%から0.5%に拡大しました。

しかし、中国の中央銀行である中国人民銀行は、人民元の過度の相場変動を防ぐために、相場に介入する姿勢を維持。

しかも、2008年の夏以降の世界的金融危機後は輸出企業の業績が悪化したので、為替介入により対ドル相場を6.83元前後に固定。

その後、貿易不均衡を背景に、欧米などから人民元相場の切り上げ要求が高まりました。

そして、2010年6月19日、中国人民銀行は「人民元相場の弾力性を高める」という声明を発表。

2008年7月から事実上、ドルに固定してきた人民元相場の変動を再び認め、小幅で穏やかな元相場の切り上げを再開しようとしています。

そうだったのか! 中国 (集英社文庫)
そうだったのか! 中国 (集英社文庫)

↑ 池上彰さんが中国について分かりやすく解説した良書。

Pocket
LINEで送る

中国の最新ニュース