2009年11月19日
天下りとは、あまくだりの意味
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天下りとは、「あまくだり」と読み、国の省庁などで働いている公務員が仕事を辞めた後に、出身省庁と関係のある団体や民間企業に再就職すること。
たとえば、道路や橋などの公共工事を発注する国土交通省の職員が、工事を引き受ける建設会社に再就職すれば「天下り」ということになる。
一見すると、コネで就職するのと変わらない天下りだが、そこには深い社会の闇が潜んでいる。
では、天下りのどこに問題があるのか?
まず、最初の問題として省庁と天下り先企業で、馴れ合いの関係が生まれる。
その結果、省庁が天下りの見返りとして、相場よりも高い価格で公共事業を発注するようなことを起きている。
簡単に説明すると、省庁の人間が現役時代に「僕の再就職を約束してくれる変わりに、高いお金で仕事をあげるね」と天下り先企業に働きかけること。
公共事業は国民の税金で行われているので、国民の税金が省庁の人間の再就職に使われていることになるので、こんなことはあってはならない。
しかし、実態は、省庁の天下り先となっている独立行政法人などの中には、天下りというシステムを維持するために仕事を作っているのではないかと疑われる団体もある。
では、省庁の人間はなぜ天下りをするのか?
そもそも、各省庁の人事構成は官僚トップの事務次官を頂点にピラミッド型になっている。
事務次官は同期で1人しかなれない場合が多いので、出世レースに負けた同期たちは50歳頃から省庁を辞めていく「早期勧奨退職」というしきたりがある。
つまり、50歳というまだまだ若い年齢で退職しても再就職できるように、再就職先に困らないように「天下り」というシステムを作り上げた。
民主党・鳩山政権は国家公務員の「天下り」を全面的に禁止すると主張しているが、そもそも天下りが続いてきたのは、政治家、官僚、業者の3者に利点があったから。
特に、一部の有力政治家が天下り先の業者から政治献金を受けてきたという事実は見逃せない。
天下り先で支払われる給料や退職金も国民の税金から出ているので、一刻も早く「天下り」というシステムを廃止することが望まれる。
「天下り」をなくす一番現実的な方法は、国家公務員が関連会社に就職することを禁止する法律を作ることだ。
つまり、天下りを禁止する法律を作ることが、税金の無駄遣いをなくす一番現実的な方法ということだ。
↑ 天下りをはじめて学問として研究した画期的な本。各省歴代事務次官・局長の天下り先リストも掲載。
↑ 浅田次郎によるユーモアたったぷりの「天下り小説」が誕生。天下りが悪いのか?それを黙認する社会が悪いのか?働くこととは何か?人生とは何か?
そもそも、なぜ「天下り(あまくだり)」という言い方をするのか・・・?
そこには、次のような背景がある。
昔は、お役人が一番偉くて、民間の会社が下という感じがあった。
つまり、お役人が「上」で、民間会社が「下」ということ。
この上下関係から、まるで「天から神様が下りてくる」かのように、偉いお役人が民間会社に下りてくるから「天下り」という言い方をするようになった。
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